最後の晩餐
こういうのって「いつでも見られる」と思うと、結局行かなかったりするんですよね。
このミラノ閑散期にたまたまネット予約出来たので、いい機会だと思いまして。
ちなみにこの絵は完全予約制、15分で25人しか見られないという、時間&人数制限ありの見学体制をとっておりまする。
ネット予約先はこちら。
「壁画」だということはもちろん知ってたのですが、
本当に、壁に描いてあるんだ〜
というのが最初見た時の感想f(^^;
いや、どうしても教科書に載ってるのって額縁がついているような感じがするじゃない?(ワタクシだけ?)
それが昔の修道院の食堂の壁に描かれていただけあって、でっかいんだわ。
この大きさで一点透視図法でカンペキに描かれてるってとこに、パースを習った身としては「すごーい」とまずは思いましたよ。
絶対狂うって。
中央のキリストの左こめかみ部分に釘刺して(消失点)、糸をひっぱって補助線にしてたそうな。
気持ちいいぐらいのぶれのなさでしたよ。
脚立に乗ってどうやって描いてたんだろ。
弟子も手伝ったよね。
目の前にある色と、10m離れたところから見る色じゃ違うだろうし、それをどうやって修正していったんだろ。
うーん、彼の頭の中にはきっちり全体像が浮かんでいて、それを壁面に載せて行く行為だったんでしょうかね。
美術史上、奇跡の一枚、大名作なんだけど、それ以上に「職人レオナルド・ダ・ヴィンチ」に思いを馳せちゃいましたわ。
しかし、この壁画といい、ヴァチカンのミケランジェロといい、ルネッサンス時のパトロン達は、まあ、本当に今の感覚じゃわからないほどの大金持ち★だったんでしょうな。
絵を鑑賞した後の、ムスコ14歳「最後の晩餐」は肉!!
1kgのフィオレンティーナをたいらげておりました。(300gくらいは骨だったけど)