カテゴリ:ミラノ 日々のこと( 151 )

うっわーびっくり。
ワタクシがミラノにいる間に辞めるかどうか、ギリギリまでしがみついてると思ってたんだけど、そのギリギリがやってきたよう。
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さて、イタリアどうなりますことか。
11月に入って夏時間が終わったとたんに、一気に冬モードのミラノ。
日本との時差が8時間に元通り。
今まで午後6時過ぎまでは明るかったのが、1時間ずれて今は5時過ぎで暗くなる。
何も変わっていないのに、時計の表示だけが1時間早くなるだけで、なんだか夕方の心細さが倍増です。
ここから暗いヨーロッパの冬が始まるなあ、と本日妙に実感しましたよ。

朝は朝でどうしてこうもスイッチが切り替わったかのように、冬時間に変わる当たりから霧が立ちこめはじめるんでしょうかね。
不思議です。
去年さんざん見慣れた霧の風景。
アルプス挟んだドイツと違うところですな。
そのうちベランダから向かいのアパートが見えなくなるくらいの濃い霧の季節になるんですよ。
気分はヒキコモリf(^^;
こうやって週に3回、無理矢理でもイタリア語のレッスンのために街中まで出て行くのは、実は精神安定上いいことなのかも。

気温はまだそこまで低くなく、最高気温が15℃くらいあるから、本当ならば過ごしやすい気候のはずなんですけどねぇ。
体感気温が、霧と日照時間の短さでずいぶん下がりますな。

今朝は天気予報見たらイタリア全土に雲がかかっていない状態だったから、きっと暑くなるだろうと思ってシャツとコートだけで出かけたら、昼前からぞわぞわぞわ。
正午近くになっても、青空の欠片も見えず、Duomoもいつもはぱっきりしたエッジの聞いた石の尖塔が、グレイッシュな空に滲んだ感じになってました。
ああ、キャミソールも着ずになんて、なんて不用心!
そう思ってたらそのうち左の鼻がむずむずしだしてき、本格的にヤバそうだったので、急遽タートルネックのインナーを買って「今着たいんだけど」とその場で試着室を借りましたさ。
背中から空気がすーすー入ってくるのって、この時期やっちゃいけないことなのにね。
中に一枚着込んだら随分落ち着いて、多分大丈夫だと思うけれど一応用心のために風邪薬服用。

明日は9時から11時まで断水、とエレベーターホールに張り紙がありました。
こういうご案内が読めるようになったことは、イタリア生活上大きな進歩だと、自分で自分を励ましておりまするf(^^;
ランチには友達が遊びにくる予定。
イタリアのスーパーに普通に売っているもので、こんなのも作れるよ、とご紹介できたらいいなあ。

11月のヨーロッパはなんだかよくいえば アンニュイ、もっとストレートに言えば の一言と、3回目を迎えて思う晩秋です。
この週末はずっとフィギュアスケート三昧でした。
グランプリシリーズがはじまって、第2戦目がカナダで行われているのを、結構な時差でユーロスポーツでTV観戦。
男子シングルなんて、こっち時間の夜中の1時半からあったりしたもんで、非常に寝不足ですf(^^;
イタリア語の解説も随分わかるようになったよ。

バンクーバーオリンピックの演技中、見ていて自然と涙が出てきた鈴木明子は、フリーを自信に満ちて滑っていてよかった!

そして高橋大輔。

彼の今期のフリープログラム「Blues for Kloook」が好き過ぎてたまんないんですが(^^)

まず曲がブルース。
アメリカ南部の本チャンのブルースというよりは、ヨーロッパジャズの匂いのする曲ですが、かっこいいんだわ、これが。
この曲が「つまらない」「音源がぺらぺらしている」「盛り上がりに欠ける」という意見の人の気が知れない。

フィギュアスケートの継ぎ接ぎの曲編集って、ちょっと苦手なんですよ。
なんでそこでその曲に変わるん?って。
同じスケートカナダに出ていたアメリカのアダム・リッポン選手のフリープログラム、G線上のアリアからトッカータとフーガに変わるなんて、ちょっとどうよ、と……

「Blues for Kloook」は、ほぼ原曲を全部使って(途中編集して短くしているけれど)曲の世界観を損なっていないこと。
そして高橋大輔が「音楽そのものを表現しようとしている」こと。

このふたつにおいて、他のプログラムと一線を画していると思いまする。

他のスケーターが音楽に合わせて(ひどいときには音楽がただのBGM化している)ジャンプ、スピン、ステップの要素をこなしているのとは違い、彼は音楽を感じて踊りながらジャンプを飛んでスピンを回っている。
その差は歴然です。
去年のプログラムもそんなところがあって、ああ、この人は他のスケートとは違う別のスケートをするんだなあ、と思ってみてましたが、今期はより顕著になってました。
見ていてものすごく気持ちいい。
まるでライブのセッションを見ている、聞いている感じになるんですよ。
きっと楽器をやっていたとしても、すぐに上達するんじゃないかなあ、音感とリズム感が抜群だから。
音楽をやっていた人間としては、リズムに反応しない方が不思議なんですけどね。

彼のファンブログを見ていると、類は友を呼ぶじゃないけど、結構芸大出身だとか、音楽関係者とか、アーティスト系の人が多い。
彼だけは別カテゴリーだ、と。
そういいたくなる気持ちもわかります。

でも、競技としてのフィギュアスケートからはズレて行っているのかもしれない。

氷の上で4分半ずっと踊り続けて、その中で4回転を飛んで、3回転を何度も飛んで、ってある意味無茶ですな。
手術明けということもあって練習不足で、今回はまだまだこのブルースを踊りこなしてはいませんでした。
もっと時間が経てば曲が身体に馴染んで、ジャンプのタイミングが自然発生するのかどうか、まだまだ五里霧中みたい。
でも自分でも賭けだ博打だというこのプログラム。
ぜひ完成形を見てみたいもんです。

やっぱり3月末のニースでの世界選手権に行こうかしらん。
ここからだったら近いしf(^^;
彼が出られるかどうかはまだわかりませんが。

ムスコよ、母がニースに観戦に行くには、キミが無事高校に合格してくれることが必須なんだよ!

出来はようやく20%くらい?なスケートカナダでのフリープログラム、一応youtubeにUPされている動画を貼っておきます。


がんばれ大輔!!
ムスコのパスポートの有効期限が来年4月に迫っており、どうしようかなあと思案しておりました。
というのも、このパスポートにはドイツVISAが貼ってあり、EU圏入国の際の命綱だったものですから。
ただ、10才の時のムスコの写真は今と 全然 違っており、イミグレーションで何度も怪訝そうな顔をされるし、そろそろ切り替え時かなあと。
11月末にロンドンに行ってイタリアに再入国するときが6ヶ月切っちゃってるし(3ヶ月で大丈夫なんだけど)、ドイツVISAなしであと2ヶ月なんとか乗り切れれば、と意を決して更新手続きに。

なんとね、1日でできましたよ!!

国内更新だったら2週間くらいかからなかったっけ?
朝ワタクシのみが、ムスコの自筆署名済みの書類を提出して、午後3時過ぎには本人連れてピックアップに。
日本て仕事早いなーーーー
(この作業にはイタリアは何も関わらないんでね)

必要なものは
◯申請書類(領事館にあります)
◯写真(45×35)
◯料金€92(5年間)

ミラノ領事館に連絡して予約しておくと、1日でできるんだそうな。
これはもともとミラノ以外の在住者向けのサービスなんだけど、昨日領事館に直接足を運んだせいか、ミラノ在住でもOKと。

これで彼の子供時代のパスポート作成作業は終わりました。
次更新するときには、自力で、赤色にしてもらいましょう。
amazonで買ったムスコの問題集を、大阪の実家から送ってもらった。
わざわざEMSで。
というのも小包だったらまともに届かない可能性 だから。

書類及び紙系だったら(日本語だったら)抜かれないけど、モノ だったらやばい、というのはこちらのでの噂。
こんな国でも一応ヨーロッパ先進国です。

今回、10月11日に発送してもらい、伝票見たら10月13日にイタリアに入国したらしい。
そして届いたのが10月19日
〆て9日間。
それなりの送料払って、これって早いのか遅いのか。
ちなみにドイツのときは、最低でも5日で着いた……

なぜにイタリア(ミラノ)に入ってから、1週間もかかるんでしょう。
これってビジネス便なのに。
これでビジネス成り立つんかいな?

EMSでこれなんだから、いわんやSAL便をや。
いわんやいわんや船便をや。

中身が抜かれていなかっただけでよかった、とするべきなんでしょうかね
昨夜からどうやら当パラッツォ(アパート)も暖房が入った模様。
今年は15日がミラノ市の暖房解禁日でした。
イタリアでは毎年各市が「◯◯日から暖房いれていいよ」宣言をするわけです。

この暖房、新しい施設ならば自己管理も出来そうなもんですが、こんな40年選手の家では、全館一斉にボイラー焚いて、各自の調整はデキマセン。
ここはミラノでも名高い じいちゃんばあちゃんの区画
年寄りにあわせると暑くって窓開けている、というエコに真っ向からケンカ売っているワタクシ達。
ああ、もったいなし。
暖房費は最初から家賃に組み込まれていて、つけようがつけまいが同じだけ払うんだったら、みんなつけ放題にするわな……
ああ、むだだわ。

しかし2週間前はまだ暑くてキャミソールで歩いていたミラネーゼもいたというのに、この急激な温度差。
中庸が心地よい日本人には、気候さえもなかなかなじめませんな

そして急激に寒くなったからなのか、ここ数日、妙に甘いものが食べたいワタクシ……
おかしい。
なんで。

ダンナがウィーン空港から持ち帰ったザッハトルテとか。
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今スーパーに出回っているマロングラッセとか。
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カフェでのワッフルとか。
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ありえへんのですけどーーーー



どうした、ワタクシ。
「寒くなったから熱源を求めているんじゃない?」
とダンナからも友達からも言われているが、そんな熱源、外から取り入れなくても、身体に充分保持しているんですけどね!
遠慮せず、じゃんじゃん燃やしてくれたらいいのに。
ムスコとふたり、日本人学校で今年のインフルエンザ予防接種を受けました。
ああ、そんな季節ですな。
ムスコはデカイなりして「先端恐怖症」。
お注射が 大ッ嫌い !!
受ける前にひとしきりギャースかギャースか騒いで、イタリア人の先生から「こんなに大きいのに……」と呆れられてましたさ。
(学校中で一番でかいからね。そして多分一番騒いだだろうからね)

今日はダルくなるかもしれません、とは言われましたが、夕方ぐらいからなんだか悪寒。
ぞわぞわする。
このところめっきり冷えてきたミラノだからかしらん???


ひえーーー先々週の風邪が治りきっていないところに接種したから???


とにかく窓閉め切って、寝る!
下記のスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式での演説を聞いていて、なんだか身につまされました。
彼は大学院に在学中の未婚の母から生まれたのだけれど、生まれる前から養子に出される事は決定事項で、それは母の身分がそうだったからこそ、生まれてくる息子には 大学卒の両親の家庭 を希望していたかららしい。
「ちゃんとした」家庭で育って欲しいとの親心だと思います。

でも運命は皮肉な事に、彼の養子先は 非大学卒の家庭 になってしまった。

彼の歴史的な演説はここからはじまります。

彼女のそれまでの常識の中では、未婚のシングルマザーに育てられる子供、というイメージが湧かなかったんでしょうな。
そして あるべき家庭の形は大学卒の両親とともに 、が彼女の中では標準的な考えだったんでしょうな。

この常識、及び my standard から外れると、人間はイラッとしますね。
海外生活をしていると「ワタシの常識はアナタの非常識」という場面に何度も遭遇しますが、その度にその多寡はありますが、ストレスがたまるわけです。

公共の場では静かにしている、人に迷惑をかけないようにする、という常識を叩き込まれた日本人としては、公共交通機関内で大声で電話をしている 数多く のイタリア人を見ると、もうどうしようもなく不快なんです。
同時に注文した同一のサンドイッチの中身が 全て 違っている、という規格外なことをされると、やはり不可解な気分になるんです(諦め半分ですが)。
まあ、それに一々反応する事も少なくなってきましたが

しかしそれ以上に、ワタクシの日々のイライラの素はお察しの通り我がムスコ。
毎晩毎晩日付が変わる頃までベッドの上でゲームにインターネットにマンガ。
ギャーギャー言う母に対して不愉快な顔で罵声を返し、やぶれかぶれで椅子に座る。
まだ父がいたらマシだけれど、母子家庭中では家の中の雰囲気サイアク、口もきかない。
朝もギリギリ起こすまで起きて来ないし(自力で起きようとする気配すらない)、寝不足での不機嫌MAXで登校。
挙げ句の果てに「どうせ遅刻したって遅刻つかないんだし、いいんだよ!」と捨て台詞。
なんでこうなの???!!!



でもね。これって、my standardを当てはめようとするから、だからダメなんだ……




とこの演説を聞きながら悟らされました。

今ここで希望する高校に合格すれば、もう大学受験をしなくてもすむ。
ワタクシが体験したあの浪人生の精神的にキツい1年を過ごさなくてもすむ。
だから今頑張りなさいよ、と言い続けてきたこの半年。

その頑張る基準の比較対象が自分の浪人時代の勉強量となり、明らかにそれより少ないムスコの机に向かう時間に、毎日毎日もうどうしようもない息苦しさで発狂しそうになっておりました。
その中ですっかり高校受験と大学受験の、精神的成熟の度合いを忘れていました。
柄ばっかり大きくなっているけれど、やっぱり彼はまだ15歳。
大人の集中力を要求する事自体無理なんですな。

ワタクシだって高校受験はそんなに真剣勝負じゃなかった。
裕福な家庭でもなかったので塾にも行ったが事なく、公立高校志望だったから、私立は滑り止めでしかないからトップ校なんてハナから受ける気もなかった。
公立高校は半分内申書で決まり、行きたかった高校は元々旧制中学だった前身から女子が少なく、毎年定員割れするような受験で今から思えばお気楽だった。

一方大学は「家から通える国公立」しか選択肢がなく、たまたま大阪に住んでいたからラッキーな事に複数校は存在し、その中で奈良の大学を現役時は受験し、ダメだったら浪人させてください、と言ってたら思いっきり玉砕し、1年間K塾に通ったわけです。
これが生まれて初めての塾通いと相成りまして。
身分不安定だったあの1年が、ワタクシの人生での最初の挫折だったなあ………

あんなに精神的にしんどい事をしないですむ道があるんだから、とムスコのお尻を叩いてきたけれど、もうやめます。
my standard 押し付けても仕方ない。
全ての為していることには意味があって、それは後付けでしかわからないけれど、人生に何も無意味な事はないんだし。

彼が精神の幼さからまだ勉強する体勢になれないのなら、それはそうなんでしょう。
彼の勉学意欲のピークはまだまだこれからなんだと思いましょう。
中学入試に失敗してそれがトラウマになっているみたいだから、親としてはそこは腫れ物に触るような感覚になってしまうけれど、でも未だそのピークが来ていないのなら、もうどうしようもないね。
ここで人生が決まるわけでもナシ。

そう腹をくくるとちょっとスッキリ。

先週水曜日までは、日向は確実に30℃越えだったここミラノ。
週間天気予報で「金曜日から気温が下がります」と通知はあったが、ホンマかあと思ってたら、ホントだった!!

金曜日、強風で葉っぱがばらばら落ちまくり砂埃がもうもうと立ち上がった次の土曜日の朝、長袖Tシャツ+ポロシャツ+パーカー姿のムスコ、一言

「寒い〜!!」

なんですか、これ。
一気に秋中盤すっ飛ばして、終盤に突入て感じですよ。

おかげですっかり風邪をひいてしまい、いつものフルコースを辿っております。
ようやく第4コーナー回った実感が出て、こうしてブログ書いておりますが。
しかしどうしてワタクシの風邪は、毎回毎回フルコースなんでしょうか(T_T)

喉が痛い

発熱

鼻水(さらさら)

鼻水(粘着質)

咳(喉部分)

咳(気管支部分)

終了

毎回これですよ。
ドイツ式に「具合の悪い時は安静に休養を」を地で行きたいときに限って、いろいろと忙しかった先週。
実際今回は肺炎を真剣に恐れましたね!!
こんなところで医者通いなんかしたくないし!!!
なので木、金、土と外出していない時間はほとんど寝てました。
毎日15時間以上は布団に入っていたと思う。

食事は毎晩喉越しの良いものしか食べたくないので、鶏たまご雑炊、とか鯛茶漬け、とかスープご飯とかばっかり作っておりました(手抜きともいう)。
冷凍スープストック&鰹だし万歳(>_<)
幸いな事にムスコはこういうご飯が大好きなもので。

本日は鼻擤みすぎて鼻下皮むくれ&ぴりぴりと痛く、かつ咳のし過ぎで肩こり&筋肉痛です。