GENOVA2

ホテルにて、朝、顔を洗ってる間に重大な忘れ物を思い出した。

眉墨とマスカラ持って来ていない……

やばいよやばいよやばいよ。
部屋から一歩も外に出られないよ。
ドアも開けてもらえないよ。
道も譲ってもらえないよ。
どーしよー!!!

「りゅうーーー!鉛筆貸して!!」
「んなもん持ってないよ。シャーペンならあるけど」
「なんで鉛筆無いのよー!!!」

仕方ないからシャーペンで描いてみたら、これが痛いのなんのって。
細い芯で描くと、こんなにがりがり皮膚を引っ掻くもんだなんて知らなかったよ(>_<)
そして痛い割にはちっとも色のってないし。
試してみる前と、何と代わり映えもしない。

かくなる上は。

砕くしかない。

ティッシュにシャーペンの芯1本分を取り、八ツ折りに畳んで、水の瓶の底でごりごりと押しつぶす。
シャーペンの芯て、使っている時はあんなに簡単にぽきぽきと折れるくせに、いざ粉にしようとしたらなかなか思い通りにいかないもんです。
それでもなんとか鉛の粉らしきものが出来上がり、指で眉に沿ってなぞってみたら、一応それなりに。
黒くてヘンだけど。
もやもやしててヘンだけど。

でもないよりはマシ(>_<)

朝ご飯はそれで我慢し、観光よりなにより先に眉墨とマスカラ購入を目的に、サングラスで顔を隠してLet's go!

ところが探していると見つからない法則に則って、行けども行けどもスーパーもドラッグストアもない。
薬局はあるけれど、どうもメイク用品は取り扱い無し。
日本のマツキヨ、ドイツのDMなんでないのーーーー!!!

結局2時間近く歩いてようやく見つけたのが、ブランド通りのDiorとChanelを扱う化粧品店。

めっちゃ敷居高いやん……
このシニョーラ達から、こんなスッピン状態で化粧品買うの?!
ハードル高過ぎ。

それでも背に腹は代えられない。
とにかくにっこりとBuon giornoだ、と肩に力は入りまくりで入店。

目指すものは入り口すぐにあり、絶対にイタリア人、イタリア語で話しかけた方が愛想よくなるから「このクレヨンのNo.××が欲しいんですけど」と言ってみた。

効果覿面。

めっちゃ笑顔で商品を出してくれた。
あいにくワタクシが頼んだ色はなくて、でもこっちの色の方がいいわよ、と勧められた樺茶色。
ブラシとシャープナーもついている。
ついでにマスカラも頼む。

イタリアの個人商店では、客が商品を棚から取り出す事はほぼない。
店員に欲しい物を伝え、店員が引き出しや棚から取り出す。
ファスナーの1本まで「何色の何センチのファスナーが欲しい」と言わないと買えない。

あーめんどくさ。
無言で買い物できる日本てラクチンな国だわ。

今回は思いがけず非常によい接客で、欲しい物をgetできて、気持ちのよい買い物でしたよ。
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眉墨€22、マスカラ€28。あわせて€50。
チャリーン(T_T)
ま、こんな時でないとシャネルの化粧品なぞ買わない(買えない)もんね。

€50もしたんだから気持ちのよい接客で当たり前、だと思うかもしれませんが、イタリアじゃそうでもないんですよ。
客の態度が悪かったりへんにおどおどしてたりしたら、もう嵩にかかったような物言いになりますからね、この国の人。

買い物一つに気合いを入れないとやって行けない国、イタリアでございます。
by kyokokyoko0504 | 2011-05-10 04:20 | おでかけ