120%

先日、長くミラノに住んでいる、という大学のサークルの先輩に会った。
全くの初対面。
噂には聞いた事があるけれど、という人だった。

ワタクシたち夫婦が所属していたサークルには結構変わった人が多く、ヘン差値なんてもので人物を表現していたものだ。
その中でワタクシたちの代は比較的普通の感覚の者が揃っており、どちらかといえば面白くないカテゴリーに属していた。(数名除く)

初めて会った4つ上の先輩は、大学卒業後、某大企業から新入社員にも関わらずスペインに2年留学し(ここからしてああ、バブルの時代!)、そこで出会ったミラネーゼと婚約して日本で新生活を始めるつもりだった。
しかし。
連れて帰ってきたはいいが、日本の企業は社員に120%を会社に差し出せという。
そうなると−20%のへろへろな男しか残らない。
だが、イタリアでは80%で仕事をし、残りの20%は彼女のもの、というスタンス。
ちっとも上手くいかない。

そこで普通によくあるパターンとしては、そのミラネーゼと別れるという選択になるのだが、この先輩、逆に辞表を出してしまった


。*:゜☆会社を辞めて、キミとイタリアに行くよ。(※ふたりとも無職)


大急ぎで結婚して、ミラノにやってきて、イタリア語を習得しながらいろいろな職を転々とし、今に至るらしい。

ちなみにその彼女とは離婚したそうな。
(イタリアって離婚が難しいと聞いてるけれど、大丈夫なんかいな?)

今は別の方と再婚されたということ。

なんかまあ、波瀾万丈でございました。
(うちなんか、まだおとなしく生きておりますよ)


なんだか人生満喫されてました。
ミラノから小豆島で行われているサークルの春合宿に参加したり(@_@)
(ミラノ→成田→(バス)羽田→高松→(フェリー)小豆島)
もう日本で暮らす気はないみたい。
でも子供は日本人学校にいれると。
海外で暮らす日本人で、現地校に子供を入れないパターンはよく聞く。
逆に海外駐在だと、経験だ、ということで現地校に入れるパターンは、英語圏でならよくあり、これってやっぱり日本語保持に危機感を持つ、ということなんだろうなあ。
親が教えるだけじゃダメなんでしょうな。


しかし、今現在会社に150%を差し出せと言われている、うちのダンナ。
救急車騒ぎの後の微妙な胃の状態で、終始複雑な顔で聞いてましたよf(^^;


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