ヨーロッパも様々

金曜日の夕方から土曜日の夕方、ほぼ丸一日で、またミラノに行ってきた。
家を下見するために。

この秋にミラノに引っ越します。

欧州駐在組ではよくある「横移動」というやつですな。会社としても動かしやすいんでしょ。
ダンナがミラノ支店を立ち上げちゃったもんだから、家族でお引っ越しです。日本からドイツに引っ越すのとは全然違う、気分は国内の引っ越しですがね。

それでも国も違うし言葉も違う場所。
たった600kmしか南に下っていないのに、全然街の雰囲気も違う。

暑い

緑が圧倒的に少ない。人が多い。車が多い。なんだか日本の夏を思い出しましたな。
車の排気ガスとエアコンの室外機から吐き出される熱風で温められた、むわっとしたまとわりつくような湿気のこもった空気。
ドイツの透明ビームの日光とは全く違うよ。

そしてフランクで普通に英語が通じていたのとは、カ・ナ・リ勝手が違うようで、不動産屋がちいっとも英語しゃべれない!!!
今回は以前フランクにいて、ミラノに移動された女性を友達が紹介してくれて、その方がものすごーくいろいろ手助けしてくれて、家の見学にも通訳でつきそってくれたので、まあ、なんとかなりましたが。
快適な生活を目指すには、ワタクシのイタリア語習得が急務のようですわ(>_<)大丈夫かいな……

昨日見てきた家は、「ミラノの中では非常に環境的によいところだ」とダンナが同僚のミラネーゼから紹介してもらった地区にあり、上記の彼女が見つけてくれた超格安物件。
環境的によい=家賃高い、になるのは世の常。
本来ならば2500ユーロから3000ユーロが相場のところで1500(+共益費)ユーロだなんてア・リ・エ・ナ・イ!!
友達に言ったら

「お化けが出るんじゃない?」
「事件があったんじゃない?」
「上の階の騒音でトラブルがあるんじゃない?」

などとまあいろいろ心配してくれたのだが、実際行ってみて、どうやらその建物のアパートは全体的に、その地区でも安めの賃貸料のようで、結構中途半端に古そう。
ヨーロッパの古い、といえば100年なんか目じゃないので、それを基準にしたらどうだろう、築50年くらい?
でもエレベーターもついてるし、家の中は最新式、とはお世辞にもいえないけれどそこそこ10年前くらいのものは入ってるし、ぴかぴかじゃないぶん、このお家賃でも「隠された何かがあるのでは?!」とは変な勘ぐりをいれないで済む感じだった。

今まで日本企業の借り上げ社宅として機能してきたのが、どんどんミラノから撤退して「空き家」になってしまった家が、その辺りにはたくさんあるよう。
大家さんとしては、家賃取りっぱぐれない日本企業は、安心の店子の印象なんだろうね。
空き家のままだといろいろ諸経費は大家さんが払わなきゃならなくなり、それも厳しいので、少々値段を下げてでも入ってもらった方がよい、というところじゃないか、と上記の彼女の意見。

ワタクシとしては、この広さでこの環境でこの値段なら(もちろん会社が出してくれる範囲内ということで)いいんじゃない!と思ったが、一応あと二軒ほどダンナに平日に見に行ってもらって、決めようと思っております。

なんだか家が決まると、引っ越しが現実のものになってきましたな。

フランクには結局1年半しかいないことに。去年の春に越してきた時は5年くらいいるのか、と思ってたんだけどね。
この溢れる緑とも広いテラスとも冬のお楽しみの暖炉ともお別れかぁ。

喧噪のミラノから帰ってきたら、フランクが静かで落ち着いていて、なんだかホッとした。
テンション低めのドイツ語も「ペラペーラ、ベラベーラ」巻き舌のイタリア語を浴びた後では、耳に馴染む感じ。
1年で随分ここの生活にも慣れたんだけどな。

日中はまだまだ強烈な日差しだけれど、朝晩の気温が20度を切り、夏の終わりを予感させるドイツです。
by kyokokyoko0504 | 2010-07-18 19:06 | おしらせ